行く意味はある
よっぽど評判の悪い療育先でなければ通い始めれば、授業中には椅子に座る、呼ばれたらお返事する、おはよう、さよならの練習をする、などの家ではなかなか空気感を作れない部分に関して必ずプラスになるはずです。
そしてそこがある程度できるようになったら?
これはわたし個人の考えですが、その先はその子による、療育先による、だと思います。
その子による・療育先による、とは?
うちの息子は知育アプリやYouTubeで色んなことを覚えましたし、今も覚えています。初期の頃から通っている個別療育ではもう、今日は新しいことを学んだな~と思うことが数か月ほぼありません…。
親なので息子の考えてることは大体わかるのですが、その個別療育には息子の興味を引くものがもうありません。
なので前より集中力がないのですが、それをできることで自信をつけさせるという方針でもうとうに飽きているおもちゃを何度も持ってきて、それで息子はもっと嫌になって…(笑)悪循環です。
親から見ても「またそれか」「何か月も前から同じやつじゃん…」と思ってしまうので、息子にもっと頑張って欲しいとも感じなくなってきています。まあ、しょうがないよね…みたいな。
言ってもあまり授業に反映してくれないので、もうひとつ違う療育(こちらも個別)を始めました。そこは息子の飽きない工夫がされているので「行ってよかった」と帰ってくることができています。
ただ、なにかできるようになるという気配は今のところありません。それでも、しっかり座って取り組む、切り替えをする、新しい興味の発見がある、という点が新しく通い始めたところでは見られるのでプラスだと感じます。
療育の選び方
とにかく私見でしかありませんが。
何項目かにわけて説明します。
設備はととのっているか
当たり前のようですけど、全然違うのが部屋の作りです。
大部屋をカーテンで仕切っただけのところ、それぞれ個室があるところ。子どもの興味を悪い意味で引いてしまうものが置いてあるところ、すっきり机と椅子以外なんにもないところ。
どっちがいいかは言うまでもないです。
おもちゃは魅力的か
ぶっちゃけ子どもは手作りおもちゃより既製品の方が食いつきいいです。キャラものが最強です。
手作りおもちゃは操作性が劣ります、やっぱり。くたびれ感もでやすい。
あとはおもちゃの数も大事です。毎回違うおもちゃが出てくるところ、何回も同じおもちゃが出てくるところ。子どもは違うおもちゃの方が楽しいです。
それから授業で普通に100均のおもちゃを頻繁に使うところ…。
「もうちょいいいやつ買ってくれよ」
と正直思います。おもちゃに興味がないのを「興味の幅が狭い」と言われたりしますが、そのおもちゃでは…と思うこともある。
療育にとっておもちゃは商売道具ですよね。しっかり投資しているところがいいです。
先生のレベル
これはもう運です。子どもとの相性もありますし。
ただ知識が深いのかどうかは授業を見ていたら素人でもわかります。
子どもが飽きない工夫がおもちゃ頼りだけではなかったり、重要視して見ている場所も違ったりします。
最後に
魅力的な療育はあまり空きがないです。当然といえば当然ですが。
最初に書いた、椅子に座ったり、お返事をしたりの部分は雰囲気の悪い場所でなければ身につけていけると思うので本命が空くまでそういう療育を利用してみるのも手です。
子どもが楽しんでいるならどんな療育でも行く価値はあると思いますが、療育のレベルが高くなく、あんまり乗り気じゃない場合は、他で思いっきり遊ばせた方がよほど発達にいい気がします。